内容説明
作品と記録から見えてくる「民芸」の多様性・可能性。日本、アジアから発信する現代世界の建築へのメッセージ。主要作品13件を外観・内部の図版とともに解説。全国の民芸関連建築(16件)も合わせて紹介。民芸運動、そして「民衆の芸術」を再発見する一冊。
目次
序論 民芸運動と建築
濱田庄司邸 母屋・上台(栃木県)
式場隆三郎邸(千葉県)
日本民藝館・長屋門・柳宗悦邸(東京都)
松本の民芸運動と建築(長野県)
高林兵衛邸と日本民藝美術館(静岡県)
河井寛次郎記念館 河井寛次郎邸(京都市)
壽岳文章邸向日庵 附松ケ崎の住宅・旧岡本邦次郎邸(京都府)
上田恒次邸(京都市)
松乃鰻寮 旧松野邸(京都市)〔ほか〕
著者等紹介
藤田治彦[フジタハルヒコ]
1951年、福島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授・学術博士。京都工芸繊維大学大学院、大阪市立大学大学院に学び、アメリカ留学。京都工芸繊維大学助教授、ルーベン・カトリック大学客員教授等を経て、現職
川島智生[カワシマトモオ]
1957年、広島県生まれ。京都工芸繊維大学博士後期課程修了。学術博士。京都大学建築社会システム工学研究室研修員を経て、神戸女学院大学・華頂短期大学非常勤講師。川島建築研究所主催。専門は日本近代建築史。学校や酒蔵など多様な領域にわたる建築文化史を研究。「三国荘」を発見し民芸建築の歴史的な位置づけを行っている
石川祐一[イシカワユウイチ]
1967年、東京都生まれ。岡山大学文学部史学科卒業。京都府立大学大学院生活科学研究科修士課程修了。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士課程学位取得。学術博士。現在、京都市文化財保護課(文化財保護技師・建造物担当)。専門は近代建築史、住宅史
濱田琢司[ハマダタクジ]
1972年、栃木県生まれ。専門は文化地理学、地域文化論。関西学院大学大学院博士課程後期課程修了(博士(地理学))。神戸大学助手などを経て、南山大学人文学部日本文化学科准教授
猪谷聡[イノタニサトシ]
1976年、石川県生まれ。大阪大学大学院博士課程修了(美学専攻)。文学博士。現在、夙川学院短期大学非常勤講師。専門は日本近代工芸史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁