目次
巻頭エッセイ 新薬師寺という異空間
現代へのメッセージ あらたかな寺、あらたかな願い
新薬師寺の歴史―“薬師如来”民衆信仰の寺
薬師の浄土―東方浄瑠璃世界
新薬師寺文学散歩
鎌倉仏教のなかの新薬師寺
新薬師寺旧境内発掘調査
春日野の薬師浄土
著者等紹介
中田定観[ナカタジョウカン]
1944年、奈良県生まれ。新薬師寺住職・隔夜寺住職。2010年9月、新薬師寺副住職を経て住職に就任。1973年、東大寺道場にて得度。その後、東大寺道場にて四度加行満行、東大寺修二会を四回参篭する
末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年、山梨県生まれ。国際日本文化研究センター教授・東京大学名誉教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学教授・同大学院教授を経て、2009年4月から国際日本文化研究センター教授。専門は仏教学、日本仏教を中心とした宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
84
ここの十二神将カッコイイー! 今は色も落ちくすんだ真珠色ですが、作られた当時は極彩色。 CGで再現したの見たことありますが、凄い迫力でした。 中の一体だけ復元で国宝指定を受けていません。さて、それはどなたでしょう? これで、このシリーズ、奈良編10冊コンプリートです。今度は京都編かな2021/04/24
荒野の狼
2
全10巻の「古寺巡礼奈良」の第10巻は新薬師寺。半日あれば通読できるので旅の予習・復習に最適。本シリーズの最大の魅力であるカラー写真の建物、宝物、行事などの紹介は64ページで、本書は掲載されている写真の中心は薬師如来坐像と十二神将立像のもので22ページに及ぶ。国宝の本堂があるものの寺自体は小さいので、こうした写真の構成になるのは理解できる。季節の行事は東大寺のお水取りに似る「おたいまつp58」、萩野花、観月会を紹介。盗難前の薬師如来立像の写真も掲載p52。2021/11/24
ohmi_jin
1
小さいお寺にもかかわらずこの文化財の多さや歴史はどうだ。1回しか行ったことはないが、再訪したくなった。2018/08/03
PENGUIN
1
行きたくてもなかなか行かれない新薬師寺。行きたいなぁ〜と思いながらの予習にはいい本でした。もっとマニアックなお寺を取り上げて欲しいなぁ。2011/01/24