内容説明
松方コレクションをはじめとする所蔵作品のほか、歴史、建築、ミュージアムショップやレストラン情報など「西美をまるごと楽しめる」初の公式ガイドブック。
目次
ギャラリー・ウォーク(近代の彫刻;14‐16世紀の絵画 ほか)
西美のものがたり(松方幸次郎とコレクションのはじまり;猛スピードのコレクション形成 ほか)
ル・コルビュジエの美術館(ル・コルビュジエの「無限成長美術館」;巨匠の来日とプランの実現 ほか)
西美をより楽しむために(保存修復室;絵画彫刻室 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
73
野外展示のロダンから始まる作品の紹介本で、松方コレクションがいかに凄いかが分かる。そして美術館を設計したル・コルビュジエの設計思想についての説明が面白かった。「静物画に隠された意味」というコラムも興味深いがもう少し踏み込んだ説明が欲しかった(例えば髑髏やワイングラスは何を意味するのかやキリスト教との関連など)が、全体を通して作品の解説をしてくれているので良かった。2015/07/19
ばう
49
大抵は地下の企画展にばかりお邪魔していたのだけれど、昨日久しぶりに常設展をじっくり拝見して絵画・彫刻のみならずル・コルビュジエ設計の建物自体の魅力にやられ、もっと知りたくてショップで購入。収蔵品も建物も本当に魅力的です。こんなにモダンで斬新な素晴らしい建物が60年も前に建てられたなんて。いつまでも残って欲しい建物です。その他収蔵作品、松方コレクションの話、裏方さんや様々な取り組みも載っていて薄い本ですが充実の内容だと思います。2020/07/01
石油監査人
18
国立西洋美術館(西美)が企画・監修した公式ガイドブックです。80頁ほどの小冊子なので、美術館に行く際に携帯するのに便利だと思います。内容は、ロダンやピカソ、モネといった収蔵品の解説を中心に、設立時からの歴史やル・コルビュジェの建築思想といった様々な興味深い情報を伝えてくれています。例えば、約4500点の収蔵品の9割が素描と版画であることは意外でした。もうすぐ、休館期間に入るので(10月19日~2022年春)、再開したら、この本を携えて新しい「西美」を見に行こうと思います。2021/09/25
こつ
14
行きたい行きたい、いつでも行けると思っていたら、来年まで休館予定。仕方がないのでガイド本見て癒されてました。新たな知見もあり勉強になりました。2021/04/02
貴
10
「考える人」「地獄の門」 前庭にあるロダン彫刻は、だれでも無料で観ることができます。時間がない時はこれだけ見るのも素敵です。フランク・ロイド・ライトのグッゲンハイム美術館(世界遺産)と同じ思想で建てられたことに驚きでした。https://www.youtube.com/watch?v=qrkGpXHk-lM&t=40s2024/03/22