内容説明
能舞台を彩り、さまざまな情景へといざなう小道具・作り物から能曲をひもといた小随筆・三十篇もあわせて収録。
目次
花と余情(祝祷の舞―高砂;空への憧れ―羽衣;落花哀惜―熊野;人間憂いの花盛り―隅田川 ほか)
作り物随想(絵馬の掛かる宮―絵馬;短冊付の藁屋―関寺小町;藁屋―大原御幸;萩屋と糸車―安達原 ほか)
著者等紹介
馬場あき子[ババアキコ]
1928年生まれ。昭和女子大学国文科卒業。歌人。歌誌「かりん」主宰。『太鼓の空間』などの歌集、随筆・評論も多く『馬場あき子全集』としてまとめられている。近著では、第一七回紫式部文学賞を受賞した『歌説話の世界』などがある。古典の中でもとりわけ能への造詣が深く、能を喜多実に師事。能の古典研究、評論面でも活躍し、『鬼の研究』『源氏物語と能』『黒川能の里―庄内にいだかれて』など多数の著書のほか、新作能「晶子みだれ髪」「額田王」「小野浮舟」を発表している。迢空賞、読売文学賞、毎日芸術賞、朝日賞など受賞。94年に紫綬褒章受章。02年に日本芸術院賞受賞。現在、朝日歌壇選者、新潟日報読者文芸選者、芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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