出版社内容情報
時系列で西郷の人生に起きた様々な出来事やエピソードを見開きで図版とともに解説。コンパクトな西郷隆盛の入門書。
目次
1章 西郷誕生と薩摩藩の身分制度
2章 青年期の西郷
3章 激動の江戸で大活躍
4章 離島生活で人間的に成長する
5章 厳しい遠島生活へ
6章 八月十八日の政変で薩摩が中央政界に進出
7章 倒幕から王政復古へ
8章 戊辰戦争
9章 新政府での西郷
10章 西南戦争と西郷の最期
著者等紹介
木村武仁[キムラタケヒト]
1973年京都市生まれ。国学院大学文学部神道学科卒。現在、霊山歴史館(幕末維新ミュージアム)で学芸員を担当。専門は幕末維新史。朝日カルチャー、サンケイリビングカルチャー、毎日文化センター、京都おこしやす大学(JR西日本)などで講師を務める。また京都チャンネルの時代考証も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vinlandmbit
29
古本屋で購入。大河の西郷どんをきっかけに幕末・明治維新関連の書籍をいくつか読んでますが、西郷隆盛の一生を知る上で本書はとても丁寧、かつタイトルの通り分かりやすい図解も相まって一気に読み切りました。なにより多数に渡る島流しと上京しての大きな役回り多数、と、今までほんの一部しか知りませんでしたがここまで波瀾万丈・濃密な人生とは。。。2018/03/15
おうまさん
1
幕末、明治維新では維新の立役者として名を馳せるも後に中央政府に嫌気がさし、下野。最後は逆賊となり西南戦争で討たれてしまう西郷さんについて。幕末の活躍や西南戦争で討たれたことは知っていたけれど、それは西郷さんの人生の一エピソードに過ぎず、とても濃厚な人生を送ってきたのだなぁというのが感想。 貧しい中兄弟の面倒を見ながら育ち、藩主に引き立てられた後は国や薩摩のために奔走。そのために二度も島流しにあったり、月照という坊主と入水自殺を試みたり、読んでいるといろいろな苦難に陥りながらもその度に西郷さんの器がデカくな2012/08/17