目次
巻頭エッセイ 五台山清凉寺(瀬戸内寂聴)
口絵カラー(解説・石川登志雄;写真・中田昭)
現代へのメッセージ 五台山からのことづて(鵜飼光昌)
清凉寺の歴史―清凉寺の南無や大聖釈迦如来(高野澄)
入宋僧の母―〓然(ちょうねん)と成尋(村井康彦)
清凉寺文学散歩(蔵田敏明)
栴檀瑞像の秘密―清凉寺釈迦如来立像をめぐって(井上一稔)
清凉寺を詠む(片山由美子)
清凉寺の文化財(石川登志雄)
著者等紹介
鵜飼光昌[ウカイコウショウ]
1957年、京都府生まれ。清涼寺住職・佛教大学文学部教授。1986年、佛教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。1980年、総本山智恩院にて加行道場満行。先師鵜飼光順の後を受け1994年、清凉寺住職に就任
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。作家・僧侶。1953年『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞受賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、また、女流文学賞、谷崎潤一郎賞、芸術選奨文部大臣賞、野間文芸賞の各賞を受賞。文化功労者。2006年文化勲章受章。1973年得度、法名寂聴。1987~2005年に天台寺住職、2007年3月禅光坊の住職に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
55
中年男性のような仏様。釈迦37歳の生き姿、てホントかな? 源氏物語、の源融館跡2023/11/29
退院した雨巫女。
10
《私-図書館》見てみたい仏像がいっぱい。2013/11/22
荒野の狼
5
「新版古寺巡礼 京都」の第39巻は清凉寺。清凉寺で見るべき価値のあるものは、本堂にある釈迦如来立像のみと言ってしまっても間違いではないが、通常は非公開である。本書には、像の写真が4ページ掲載されている他、像についてのエッセーが、中国から像を輸入した僧「ちょう然」のことも含めて複数収録されている。その他の本書カラーページに掲載のほとんどの寺宝は通常非公開の霊宝館にあり、春と秋の特別展でしか見ることができないので注意。2022/08/03