内容説明
日本の歴史の中で占めた茶道の役割とは…。文化の成熟と政治のかけひき、そして道具を介しての、人と人とのかかわりの中で育まれた茶道の文化。歴史の表舞台のそばには茶の湯があった。
目次
第1章(中国の茶書と喫茶の始まり;遣唐使と日本の喫茶 ほか)
第2章(珠光とわび茶の萌芽;十四屋宗伍と武野紹鴎 ほか)
第3章(利休七哲・古田織部の茶;江戸初期の京都商人の茶 ほか)
第4章(尭山と不昧による大名茶道の到達;豪商たちに見る茶の湯の展開 ほか)
著者等紹介
谷端昭夫[タニハタアキオ]
1948年、京都に生まれる。1978年、大谷大学大学院博士課程修了。文学博士。今日庵文庫研究員、茶道資料館課長を経て裏千家学園講師。茶の湯文化学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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OKKO (o▽n)v 終活中
2
図書館 ◆最後のレポート、インタビュー取材の課題のために、神津朝夫『茶の湯の歴史』(角川選書)とともにニワカ仕込目指して借り借り。レポートは無事に提出となり、成績もまあまあでホッと胸をなでおろす ◆神津本も目からウロコで面白かったが、こちらがまた写真と図解がてんこ盛りで「茶の湯とわび茶と茶道」あるいは「茶人と大名と庶民」の歴史が解説されておる。コレを読めば一応茶道史の基礎が理解できるやもしれぬ、ナナメ読みじゃもったいない、レポートは終わったがテンション高いうちにモノにしようと連続借り受け、ゆっくり読み中2016/02/10
半木 糺
1
茶の伝来から侘び茶の成立、近代以降の展開まで、茶道の歴史を詳細且つ明瞭にまとめている。頁を上下ニ段組にし、注や図像、解説を下段につけるなど、本そのものの構成も非常に親切である。茶道に限らず、「通史」を執筆することは非常な難事業だが、著者の谷端氏はその仕事を見事にやり遂げている。欲を言えば、カラーページがあればもっとよかったのだが。2015/06/26
PENGUIN
0
読みやすくて好き。もう少し小さいと持ち歩けるのに。2012/07/07
PENGUIN
0
茶道文化検定の答えあわせをするのに、テキストが解りにくいから使用。知りたいことが何処に書いてあるか解りやすくて良かった。2010/08/30