内容説明
「くらまさん」親しみと畏敬の念をこめ京の人はこう呼ぶ―大いなる愛と光と力、祈りの心に包まれ身も心も安らぎ、元気甦るお山。
目次
巻頭エッセイ 晶子が愛した気の山
口絵カラー
現代へのメッセージ 光をみつめて
鞍馬寺の歴史―近うて遠きもの
鞍馬の埋経と埋銭―「花咲爺」の誕生
鞍馬寺文学散歩
鞍馬の天狗と魔王尊
鞍馬山・自然・羅網の聖地
鞍馬寺の文化財
著者等紹介
信楽香仁[シガラキコウニン]
1924年、京都府生まれ。鞍馬寺貫主、鞍馬弘教管長。京都府立第二高等女学校卒業。1944年、鞍馬寺入山。鞍馬寺執行・鞍馬弘教宗務総長を経て、1974年鞍馬寺貫主・鞍馬弘教管長に就任。先代信楽香雲貫主に短歌を師事、歌人でもあり、鞍馬山の自然のいのちを詠んだ歌も多い
道浦母都子[ミチウラモトコ]
1947年、和歌山県生まれ。歌人。1972年、早稲田大学文学部卒業。学生運動の激しかった大学時代を詠った歌集『無援の抒情』で第25回現代歌人協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
57
鞍馬から貴船への山越え道は雰囲気ありますね。 鞍馬寺、奥の院魔王殿、金星から来たそうで、へーSFチック、と驚いた記憶が。 パワースポットです2022/01/16
退院した雨巫女。
8
《私‐図書館》鞍馬・貴船に京都中でも、一番行きたい。義経ゆかりの地であり、鉄幹・晶子ゆかりの地でもある。2013/04/13
荒野の狼
3
新版古寺巡礼京都の14巻。体裁はシリーズの他の巻と同じで、最初は著名人のエッセーで、多くの巻では独りよがりな雑文が多いのだが、本巻は歌人の道浦母都子によるもので、充実した12ページ。内容はまず、叡山電鉄の車窓から見える新緑の楓の魅力についてで、6月に同寺を訪れた私も同感で緑が実に美しい。 九十九折りの徒歩30分のかわりに、二分で登れるケーブルを高齢者には薦めており、ケーブルを降りた時から「気」を感じたとしている。実際、九十九折りを徒歩で登ると寺に達するときは、体力を消耗し「気」を感じる余裕はない。2020/07/05
びせんて
2
「いちど自己本位の衣を脱いで、大自然の中に心身をあずけてみてはどうだろうか」(信楽香仁貫主)2025/02/14
津島澪
2
鞍馬山にまた行きたくなっちゃった。2012/11/18
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