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目次
第1章 南蛮文化と黄金文化(ヨーロッパからもたらされた文物;安土城にみる信長の革新;黄金文化の象徴、秀吉の聚楽第;世紀末、京町衆のエネルギー;かぶき踊りの発生と変容)
第2章 茶の湯の黄金時代(戦国武将と茶の湯;信長が利用した名物茶道具;宣教師が記した「茶の湯」と「数奇」;秀吉が利用した茶の湯イベント;茶の湯の大成者・千利休)
第3章 新しいやきものの時代(窯業の技術革新―大窯から登り窯へ;初めてのコンテンポラリー・アート―茶の湯の陶器;白いキャンバスを得た陶器―志野焼;アシンメトリーの美―織部スタイルの流行;激化するやきもの戦争―美濃vs唐津)
第4章 衣服と染織(「名物」になった渡来織物;西洋ファッションを着こなした戦国武将;小袖に咲いた「辻が花」;能装束にみる小袖の優品)
著者等紹介
中村修也[ナカムラシュウヤ]
1959年和歌山県生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得修了。博士(文学)。京都市歴史資料館勤務を経て、文教大学教育学部に勤務。同大学教授。専門は日本茶道史・古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橙子
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お茶の歴史を知りたくて手に取りましたが、茶の器のことについての方が詳しそうです。シリーズであるようなので他も読みたいと思っています。2015/09/03
Atsuya Momotake
0
三浦綾子の「千利休とその妻たち」の参考として読んだ。聚楽第の絵、黄金の茶室(復元)の写真、長次郎の作品の写真が見られて面白かったが、茶の湯の作法の詳細や心得については記述がなかった。ただ、ベトナム戦争帰りの米兵が精神障害をかかえることと比べても、戦国時代の敵の首を取った武将が相当大きなストレスを抱えているはずで、その慰みに「茶の湯」が必要だったという記述に、なるほどと思った。2014/12/27
いちのすけ
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今年2013年はかの信長公が小牧城を築城して450年となる。 本書はその特設コーナーにあったので読んでみた。 写真を多用してあったり、歴史を学校の授業と違う角度でとらえており非常に親しみやすかった。 この本を皮切りに茶の湯についての教養を深めたいと思ふ。2013/03/28