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内容説明
法然院の古式ゆかしい仏教行事「散華」。そこからヒントを得て斬新な美術作品が生まれる。古代の人々を恐れさせた雷は、今なおアーティストたちを魅了する。清水寺や高台寺の名建築から生まれた現代アート…この古くて新しい街・京都で美術を「定点観測」してきた著者が、緻密な観察とユニークな発想から、「千年アート」の多彩な表情、スリリングな出会いと競演の数々を紹介する。
目次
第1章 千年アート、悠久の美を訪ねて(無から有へ―銀閣寺の向月台 関根伸夫『位相‐大地』;「怨霊」とユーモア―北野天神縁起絵巻 ザ・プレイ『雷』;知覚する空間―龍安寺の石庭 奈義町現代美術館の『龍安寺』;心映す花と土の色―法然院の散華 栗田宏一『土の散華』 ほか)
第2章 過去と現在、響き合う日本の美(主題としての生と死―七夕祭りと北山善夫『呆れ果てるばかりである』;行為の痕跡―新選組の刀痕と白髪一雄『赤い丸太』;耳をめぐる造形―耳塚と三木富雄『EAR』;風流の趣向―円窓と高松次郎の『影』シリーズ ほか)
著者等紹介
太田垣實[オオタガキマコト]
1947年、兵庫県生まれ。大阪外国語大学卒業。京都新聞社入社後、編集局学芸部、社会部を経て、1984年に同社美術部記者となり以後、京都、関西を中心に取材を続ける。現在、京都新聞社報道局文化報道部編集委員(美術統括)、論説委員室論説委員。京都精華大学非常勤講師、京都芸術センター運営副委員長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。