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出版社内容情報
江戸期の一級文化人・近衛豫楽院が精細優雅な筆致で描いた古典的植物細密画の数々。約三十年前に限定発売された豪華本が普及版としていよいよ復刻!
内容説明
日本ボタニカルアートの嚆矢。江戸時代第一級の文化人・近衛豫楽院が真写した花木たち。陽明文庫に伝来する、精細優雅な植物細密画の名品。
目次
春の巻
夏の巻
秋の巻
資料図版・花木真寫貼交屏風
植物学的解説(北村四郎)
美術史より見たる『花木真寫』(源豊宗)
解説・高貴なる花々の肖像(今橋理子)
著者等紹介
源豊宗[ミナモトトヨムネ]
1895年福井県生まれ。美術史学者。1918年曹洞宗大学卒業。1925年京都大学文学部美学美術史科卒業。1924~33年美術雑誌『仏教美術』の主幹として活躍、1934~43年京都大学文学部講師、1952~66年関西学院大学文学部教授、その後帝塚山学院大学教授。1952~76年まで文化財保護審議会専門委員。1984年朝日賞受賞。2001年逝去
北村四郎[キタムラシロウ]
1906年滋賀県生まれ。植物分類学者。京都大学名誉教授。1931年京都大学理学部植物学科卒業。同大学理学部助教授を経て、1945~70年同教授。種の多い野生菊の分類について研究、日本のキク属だけでなく、中国や朝鮮のキク属についても比較調査。1955年チベットより西に分布する植物を調べるためカラコルムヒンズークシ学術探検隊の植物班員となり、アフガニスタンで多くの新種を発見。2002年逝去
今橋理子[イマハシリコ]
1964年東京都生まれ。1987年学習院大学文学部哲学科(美術史専攻)卒業。1993年同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(哲学)。日本学術振興会特別研究員、東海大学文学部専任講師を経て、学習院女子大学国際文化交流学部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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