出版社内容情報
京都を訪れ、住み、没してもなお京都を愛し続けた谷崎潤一郎。作品のみならず、彼の京都での日々や人々の交わりを通して「谷崎の京都」を辿ります。
内容説明
京都を愛し、京都への思いを書き続けた谷崎潤一郎。来る!住む!眠る!谷崎の京都“贔屓”は、ほんまもん。
目次
1章 最初の京都
2章 阪神間のころ
3章 前の〓(せん)湲亭
4章 後の〓(せん)湲亭のころ
5章 京都を想う
著者等紹介
河野仁昭[コウノヒトアキ]
詩人・エッセイスト。1929年、愛媛県生まれ。京都現代文学を楽しむ会・すてっぷ詩話会代表。専門は日本近代・現代文学(京都ゆかりの近代・現代作家と作品研究が多い)
渡部巌[ワタナベイワオ]
写真家。1950年、京都市生まれ。1975年写真家山本建三に師事。1983年写真事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みつき
18
谷崎潤一郎が京都を初めて訪れてから、法然院に骨を埋めるまでに書かれた作品と、その作品ができた経緯、執筆場所など京都ゆかりのものを写真と一緒に紹介してくれています。まだまだ知らない京都があるんだなと、この本を元に観光したくなりました。作品のモデルになった方やモチーフとなった出来事、生活なども詳しく書かれていてとても楽しい本でした。谷崎も大友の磯田多佳の大ファンだったんですね。最後には谷崎が贔屓にしていたお店が紹介されています。行ってみたい京料理屋さんはちょっと敷居が高そう・・・・2012/09/15
遠い日
8
案内本片手にする文学散歩、もう何十年としていないなぁ。それにしても、谷崎と京都はどうしてこうしっくり来るのか。谷崎自身が愛して止まなかった街だからか。谷崎の作品を読み直して、ひとつでも足跡をなぞってみたいな。2016/12/31
skr-shower
1
パラパラと。読みながら歩ければ…2019/04/29