出版社内容情報
第二次大戦下、実は多くの日本人が殆ど閉鎖された交通網の中往来していた事実があった―戦後六十年、その事実を様々な資料から掘り起こした記録集。
内容説明
在欧米邦人の収容所・避難所生活と交換船の運行、引揚げ、外交官の移動etc.戦後六十年。掘り起こされた日本人の記録。
目次
欧州動乱―第二次世界大戦勃発
欧州航路による欧州在留邦人の引揚げ
ドイツの西部作戦開始に伴う邦人の引揚げ・欧州航路の途絶
シベリア・モスクワ経由欧亜連絡路とその途絶
米国経由日欧連絡路とその途絶
日米開戦前後の在外邦人
第一次日米交換船
日英交換船
第二次日米交換船
バルカン・小アジア・コーカサス・中央アジア・シベリア経由による日欧連絡路〔ほか〕
著者等紹介
泉孝英[イズミタカテル]
1936年徳島県生まれ。1960年京都大学医学部卒業。65年同大学院修了。米国ロックフェラー大学、スウェーデン・カロリンスカ研究所病院留学をへて、89年京都大学胸部疾患研究所教授、93~95年、97~98年京都大学胸部疾患研究所所長。98年京都大学大学院医学研究所教授。99年京都大学名誉教授。その間、米国胸部学会、欧州呼吸器学会の国際委員を歴任。98年米国胸部学会会長賞を受賞。日本を代表する呼吸器疾患の専門医として活躍後、現在は同志社女子大学・神戸薬科大学にて非常勤講師として健康関連科目を担当の他、一般人と医学の橋渡し役として執筆活動中。また京都中央診療所所長として多忙
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
1
表題そのものの内容。記録として貴重なのかも。庶民には縁がないけどね。2023/11/02
ひろただでござる
1
旅程が長いことと旅費が高額なのでやはりエリートや有名人が多い。欧米在住の日本人についてはよく把握していたんだなぁと思う。降伏に伴い在外邦人の引き揚げを連合国に強制されたのはどうなんだろう。重光葵駐英大使が帰国の挨拶をチャーチル首相にしに行ったら「御帰国がシベリア経由であれば、それは不可能でしょう」と独ソ開戦の10日前に語ったそうな・・・本筋から外れているがチャーチル恐るべし・・・2014/06/11
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