出版社内容情報
千家十職の竹細工柄杓師が説く、とても平易な茶杓入門書。茶杓の条件、歴史と創作方法の変化、銘や作風など、各項に分けた解説と鑑賞挿図で、茶杓とは何かが自然に理解できる本。,
内容説明
竹で作られた小さな茶道具の価値を、したしみやすく、わかりやすく説き明かした、千家十職黒田正玄、初の茶杓入門書。
目次
茶杓とはなにか…(茶杓の条件;茶杓の歴史)
時代による表現の変化(茶杓にあらわれだした変化)
茶杓の銘(銘による表現のひろがり)
茶杓の道統(茶の湯隆盛期にいたるまでの茶杓;千家の茶風のあらわれ ほか)
千家の茶杓(表千家の茶杓;武者小路千家の茶杓 ほか)
著者等紹介
黒田正玄[クロダショウゲン]
千家十職の竹細工柄杓師、黒田家の十三代目。昭和11年(1936)京都市生まれ。早稲田大学文学部卒業。大学卒業後、先代について修業し、昭和41年に、先代から家督を引き継ぐ。千家十職とは、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家の職家で、千家の茶道具を調達することをもっぱらとして、数百年を千家とともにあゆんできた工芸の家筋である。黒田家では、竹花入・竹水指・薄器・香合・菓子器など、家元の好み物を主とした竹工芸品を制作している
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