内容説明
極限まで簡素化した「一汁三菜」の料理に「亭主の給仕」という、「もてなしのこころ」を盛り込んで日本独自の食礼を確立した茶道。その成立の変遷を資料を駆使して解明する。
目次
第1章 懐石の淵源
第2章 懐石の成立
第3章 利休の懐石
第4章 茶の菓子考
第5章 近世の展開
補遺 懐石の諸相
著者等紹介
筒井紘一[ツツイヒロイチ]
1940年福岡県に生まれる。早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。同大学大学院文学研究科修士課程日本文学専攻修了。現在、今日庵文庫長、京都学園大学人間文化学部教授、茶道資料館副館長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。