仏像がわかる本―基本の種類と見わけ方

岩崎 和子【監修】/飯島 満【イラスト】

淡交社（2001/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 204p／高さ 22cm
• 商品コード 9784473018489
• NDC分類 718
• Cコード C0071

出版社内容情報

仏像彫刻の研究家・岩崎氏を先生に、博識イラストレーターの飯島氏、ナゾのＭ子が生徒になり、仏像の種類や役割、ご利益などについて楽しく勉強します。

内容説明

観音さま、お地蔵さん、弁天さま…全員集合！覚えておきたい代表的な仏さま約３０種を、多数のイラストを交えて紹介。形の持つ意味がわかると、より仏像の美しさが伝わってくる。

目次

３５歳で悟りを開いたエライ人―釈迦如来
「この世」の悩み、すべて解消します―薬師如来と十二神将
「あの世」担当の極楽のあるじ―阿弥陀如来
なにをおいても飛んできてくれる母的存在―観音菩薩と地蔵菩薩
見た目のすごさには、それなりのワケがある―変化観音
なんで動物に乗っているんだろう―普賢菩薩と文殊菩薩
未来に希望をもたらす釈迦の後継伎者―弥勒菩薩
怪し系仏さまのスーパー首領―大日如来と密教の仏たち
強きをくじき弱きを助ける剛の仏さま
不動明王
インドの神さまと、仏教との幸せな結合―梵天・帝釈天と四天王
ナリはいろいろ、脇役の仏さまは個性派ぞろい―八部衆と金剛力士
うるわしき女性のパワー全開―吉祥天、伎芸天、弁財天

著者等紹介

岩崎和子［イワサキカズコ］
１９４９年東京生まれ。文部省勤務を経て、現在、東京成徳大学教授。日本美術史家、故町田甲一氏について仏教美術を学ぶ。専門は古代の仏像。とくに半跏思惟像に関心を持つ。ちなみに毎月劇場に通いつめる熱烈な文楽・歌舞伎ファンでもある

飯島満［イイジマミツル］
１９５５年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。広告制作会社勤務後、南米へ放浪の旅に出る。現在、フリーのイラストレーター。『日曜の遊び方』シリーズ（雄鶏社刊）の料理の挿し絵や『日本歴史館』（小学館刊）などの歴史建築の復元想像図、『農業と人間編』シリーズ（農文協刊）の図鑑などで仕事をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チェアー]

仏像のことを知りたくて、いくつか本を読んだけど、すぐに忘れてしまう。今回もいちおうわかった気になっているものの、またすぐ忘れてしまうような気もする。わかりやすく仏像の説明がしてあるのだけど、いざ実際に見るとなかなか適用、応用ができない。意識しながら、数をこなすしかないんだろうなあ。誤記が多いのが印象的（対照表がついていた）。

2020/07/28

[こまったまこ]

仏像初心者と専門家が実際にお寺に行って仏像を拝見しながら色々解説をするという構成で、初心者の自分には凄く分かりやすかったです。主だった仏様をお寺ごとに紹介しています。章の終わりにお寺の場所が記載されているのが良かった。いろいろと参考になりました。

2012/09/20

[偽バッジョ]

３人での会話構成になっててとても読みやすい。それでも自分のようなビギナーにはすべてを覚えようとするのは無理があるが、こういう本を通じて少しずつ慣れていこうと思わされた。

2015/05/12

[すずめのなみだ]

読みやすく、判り易かった。 ふ～ん、廬舎那仏と釈迦如来の見分け方はこんなところだったとはな～。 薬壷持たない薬師如来は本当に見分けられないんだ、、、

2011/07/01

[おとしん]

こういう本を待っていました。もうとっくに出ていたんですが…。この本もって仏像に会いに行くぞ！

2010/11/09