感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆぅ
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巻末の瓦の種類のイラストと名前が良かったです。『瓦辞書』を想像して手に取ったのですが少し違いました。瓦のある街並み写真が綺麗です。瓦の作り方や変遷などが書かれています。写真少な目です。2016/06/21
たまぞう
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母方の祖父はかつて淡路島の津井で瓦大工をしていた、というのを知ったのは去年のことだ。わたしが2歳か3歳くらいのときに亡くなったので思い出はほとんどない。けれどほとんど知らないその人のことを、数十年遅れで少し知りたいと思って本書を手に取った。共著者のひとり山田氏はまさにその淡路の津井で瓦の修行をした方だそうで、淡路瓦の写真がいくつも掲げられていた。祖父が葺いたという京都の東本願寺の瓦屋根もあった。もちろん無名の職人ではあっただろうけど、祖父が生きた証しを紙面越しに認めてもらえたような気がして、嬉しくなった。2024/08/03
christinayan01
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瓦に関する歴史・文化的な部分が主な内容。最近のことがらは特にない。私は様々な瓦のデザインの画像が見たくて入手。写真掲載数はこの手の本ではかなり多いほうだと思う、鬼瓦も見たことがないデザインばかりだったし、瓦の時代ごとの細かいディテールの違いなどの比較も面白かった。2019/11/16