内容説明
本書では、ガラスの上にさまざまな図柄が描かれるガラス・イコン、冬の農村の路上で繰り広げられる儀礼で用いられる仮装用仮面、亡くなった人をユーモアとペーソスで想いおこす墓標、村ごとに異なったデザインと色彩が美しい民族衣装など、ルーマニアに暮らす人々が祈り働くなかで作り上げてきたモノを手がかりに、かの地のキリスト教の信仰と慣習を紹介している。
目次
第1部 民衆的キリスト教とイコン
第2部 キリスト教と祝祭
第3部 死のフォークロア
現代にいきる宗教
国立民族学博物館ってどんなところ?
著者等紹介
新免光比呂[シンメンミツヒロ]
国立民族学博物館民族社会研究部助教授。1959年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。共著に『人間の文化と宗教』(北樹出版、1994年)『人間の社会と宗教』(北樹出版、1998年)
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