内容説明
第1部では各種文献・アンケート・インタビュー調査をもとに子ども文庫の歴史と現在を読み解く。第2部では文庫・出版・図書館の三本を源流とする「東京子ども図書館」の設立過程を、土屋滋子・石井桃子・松岡享子に焦点をあててたどる。第3部では東日本大震災後の岩手県陸前高田市で生まれた三つの文庫をとおして、子ども文庫と私立図書館の役割と可能性をさぐる。
目次
第1部 夢をかたちに 子ども文庫のあゆみと現在(子ども文庫のあゆみ;子ども文庫のいま;五つの子ども文庫にみる継続と継承のかたち)
第2部 文庫から図書館へ 東京子ども図書館の挑戦(東京子ども図書館の活動を支える三つの源流;文庫の源流 読書の喜びを子どもと;出版の源流 よい本を子どもに;図書館の源流 理想の子ども図書館を「私」の立場で)
第3部 民の力を社会へ 子ども文庫と私立子ども図書館の可能性(東日本大震災と子ども文庫 陸前高田市の子ども文庫と図書館;在野の力 子ども文庫、私立子ども図書館の根と可能性)
著者等紹介
汐〓順子[シオザキジュンコ]
慶應義塾幼稚舎、東京都大田区で図書館員として勤めたのち、2019年に慶應義塾大学で博士号(図書館・情報学)を取得。慶應義塾大学等で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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