出版社内容情報
本書では、大学における学習・教育に関するマネジメントやIRの在り方を、国内外の特色ある事例を紹介することで追究する。個別大学のケース・スタディを紹介し、組織がデータに向き合う際の目的や問いにどのように取り組んでいくのか、その方法から今後のIRの姿を探る。第3部ではコロナ禍での国内外の大学の取り組みも紹介する。
目次
大学のIRと学習・教育改革の諸相への視点
第1部 諸外国の大学におけるIRと学習・教育改革(財政的な危機的状況における戦略的計画を通じた質保証―米国・ペンシルベニア州立大学の根拠に基づくプログラム・レビュー;大学の教育改善に向けたプログラム・レビューとIR―米国・マサチューセッツ州立大学アマースト校とカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の経験から;質保証に向けた教育・学習マネジメントにおける学生データの活用―フィンランド・ヘルシンキ大学のLEARNフィードバック・システム;ベンチマークを意識した教学マネジメント―英国・キングストン大学における質向上の取り組み)
第2部 日本の大学におけるIRと学習・教育改革(立命館大学における教学IRの開発の展開と課題―リサーチ・クエスチョンを通して;大学における教育の評価とマネジメント―内部質保証システムとIRの観点から)
第3部 大学のIRと学習・教育改革の展望(大学のIRと学習・教育改革の新たな展開―パンデミック影響下の経験からの示唆)
著者等紹介
鳥居朋子[トリイトモコ]
立命館大学教育開発推進機構教授。博士(教育学、名古屋大学、2006年)。2003年、名古屋大学大学院教育学発達科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。名古屋大学高等教育研究センター助手、専任講師、助教授を経て、鹿児島大学教育学部准教授。2009年より現職。立命館大学教育学修支援センター副センター長、同大学大学評価・IR室副室長、広島大学高等教育研究開発センター客員研究員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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