出版社内容情報
産学連携が活発に行われる一方、教育研究における学問的誠実性が歪められてきている。産学連携の先進国アメリカにおける不正や捏造の実態を考察。弊害を減らしつつ、便益を最大にする方策を考える。
内容説明
産学連携が活発に行われ、大学の研究成果が社会に還元される一方、大学に金もうけ主義がもたらされ、教育・研究や社会貢献における学問的誠実性が歪められてきている。産学連携の先進国アメリカにおける不正や捏造の実態を考察。不正行為や利益相反を減らしつつ、便益を最大にするにはどのような方策・規制が有効かを考える。
目次
第1章 序論―問題の所在と背景
第2章 大学・資本主義・大学資本主義
第3章 不正行為と不適切な行為
第4章 産学連携と利益相反問題
第5章 利益相反問題への取り組み
第6章 政府の関与と学問的誠実性の維持
第7章 総括とわが国への政策含意
著者等紹介
宮田由紀夫[ミヤタユキオ]
1960年東京生まれ。1983年大阪大学経済学部卒業、1987年University of Washington(Seattle)工学部(材料工学科)卒業、1989年Washington University(St.Louis)工業政策学研究科修了、1994年同経済学研究科修了(経済学Ph.D.)。大阪商業大学、大阪府立大学勤務を経て、関西学院大学国際学部教授。専門は産業組織論、アメリカ経済論、アメリカ科学技術政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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