児童文学の教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784472404634
  • NDC分類 909.04
  • Cコード C0090

出版社内容情報

子どもの本を学びたいおとなたちの入門書。児童文学の歴史、ジャンル、テーマや主題、重要なトピックを一冊に凝縮。図書館員、児童書専門店員、作家、研究者など、専門家によるコラムも充実。便利なおすすめブックリスト付き。

はじめに
序章 児童文学理解の基本
 児童文学とはなにか──よくある誤解の修正

■第一部
第1章 子どもの本の分類
 1 形式別──絵本と挿絵入りの本
 2 対象年齢別
 3 ジャンル別
第2章 英米の子どもの本の歴史
 1 ヨーロッパにおける「子ども概念」の出現
 2 イギリスにおける児童文学の出現
 3 二つの「子ども観」
 4 伝承文芸から、その文字化、再話から創作童話、ファンタジーへ
 5 黄金期から二〇世紀まで
 6 二〇世紀後半から現在へ
第3章 日本の子どもの本の歴史
 1 明治以前
 2 明治の児童文学──西洋式教育の輸入と江戸からの伝統
 3 大正デモクラシーのもとで
 4 戦中の児童文学
 5 戦後児童文学の再出発
 6 現代の動向

■第二部
第4章 伝承から子どものための物語へ──神話・伝説・昔話
第5章 ファンタジー──空想と魔法、架空の世界
 1 創作民話、象徴童話と呼ばれるような短編
 2 現実=別世界の行き来を描くファンタジー
 3 異界のみで成立する別世界ファンタジー
 4 日常のファンタジー
第6章 リアリズム──日常・家族・学校・友情・人生
第7章 冒険物語──探索・試練・挑戦・救出・サバイバル
第8章 歴史小説──過去という舞台の上で
第9章 ノンフィクション──知識の本
第10章 子どものための詩──わらべうたから現代詩まで

■第三部 トピック編
第11章 読んでおきたい古典
第12章 児童文学の世界地図
第13章 戦争と平和を考える
 1 日本での取り組み
   子どもたちの体験
   原爆
   沖縄本土戦・基地問題
   兵士の体験
   満州、朝鮮における日本人、日本軍
   戦争はなぜ起こるか
 2 諸外国での取り組み
   ナチス・ドイツ
   戦時下の経験
   兵隊の経験
   未来の戦争の脅威
   日系人の体験
第14章 絵本のいろいろ
 1 赤ちゃん絵本
 2 物語絵本
   創作絵本
   昔話絵本
 3 しかけ絵本
 4 マンガ手法を使った絵本、グラフィック・ノベル
第15章 幼年文学とYA文学
 1 幼年文学
 2 YA文学 

書名索引
人名索引

〈コラム〉
■児童文学にできること(岡田淳/児童文学作家)
■子どもの発達と読書段階(秋田喜代美/東京大学教授)
■アニメについて(鷲谷正史/目白大学准教授)
■子どもの本専門店のこと(増田喜昭/子どもの本専門店「メリーゴーランド」)
■子どもの本ができるまで(松田素子/編集者)
■ライトノベルとはなにか(久米依子/目白大学教授)
■マンガについて(すがやみつる/京都精華大学非常勤講師)
■紙芝居とはなにか(野坂悦子/紙芝居文化の会)
■ブックトークをやってみよう(黒沢克朗/調布市立図書館)
■おはなし(ストーリーテリング)について(島本まり子/浦安市立図書館)
■子どもの本をおとなが読むということ(細江幸世/編集者)
■翻訳の現場から(こだまともこ/翻訳家)
■絵本の読み聞かせ(浅沼さゆ子/東京都立多摩図書館)
■図書館は身近になった?(坂部豪/水戸市立見和図書館)
■レポートの書き方(川端有子)

内容説明

この本は、児童文学を学ぶおとなのための入門書である。第一部では児童文学の成り立ちと発展の過程、その過程でどんなジャンルが出てきたかを解説。第二部では児童文学が扱うさまざまなテーマや主題に沿った各論を展開する。第三部では、現在重要ないくつかのトピックに焦点をあてる。この本を手がかりに、子どもの本のもつ深さと魅力の一端に触れてもらいたい。

目次

児童文学理解の基本―児童文学とはなにか よくある誤解の修正
第1部 歴史編(子どもの本の分類;英米の子どもの本の歴史;日本の子どもの本の歴史)
第2部 ジャンル編(伝承から子どものための物語へ―神話・伝説・昔話;ファンタジー―空想と魔法、架空の世界;リアリズム―日常・家族・学校・友情・人生;冒険物語―探索・試練・挑戦・救出・サバイバル;歴史小説―過去という舞台の上で;ノンフィクション―知識の本;子どものための詩―わらべうたから現代詩まで)
第3部 トピック編(読んでおきたい古典;児童文学の世界地図;戦争と平和を考える;絵本のいろいろ;幼年文学とYA文学)

著者等紹介

川端有子[カワバタアリコ]
日本女子大学家政学部児童学科教授。神戸大学文学部卒業、関西学院大学大学院博士課程を経てサリー大学ローハンプトンにてPh.D.取得。英語圏の児童文学を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七月せら

15
児童文学について、歴史やジャンルの概説と一度は読んでおきたいブックリストを紹介している本。児童書好きを自負しているけれど、児童文学とは何かと問われても自分の読書体験に基づく漠然としたイメージを持っているだけだったので、全体像を知ることができてとても興味深かったです。一番よく利用した図書館の児童室を思い出しながらこの本はたぶんこの辺にあった本だ、ともう一度本の森を探検している気持ちになれたのも面白かった。なにより、読みたい本がまたぐっと増えました。2019/11/22

Eradist

8
古典的となっている児童文学の分類別の解説。読みたい本がぐっと増えた。2016/09/24

ごえもん

4
まだ先ですが、今期「児童文学作品の価値を再確認する」ための授業を受けるために、その予習として読んだ本。すごい量のブックリストがついているのが特徴です。私なんか知らない本も多いけど、図書館の方や教員の方は参考になることも多いんじゃないでしょうか。2024/04/09

水色さくら

2
○/10年前にこの本を読んでいたら、書かれていたレポートの課題に挑戦してみたかった。2016/06/22

ぼのまり

2
児童文学というと、大人は読まない本という固定概念を持ってしまっていたけれど、基本的な分類体系などに沿って学ぶと実に奥が深いのですね。ブックリストを眺めるだけでも遠い記憶にある少年時代を思い出すことができました。2013/05/11

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