内容説明
文化人類学や社会調査で常用されるフィールドワークは、コミュニケーション能力や認識力を高め、人間関係づくりや経験していない事態への適応に有効な手法として注目を集めている。著者自身のフィールドワーク体験やフィールドワーク教育の実践例に基づいて、計画からレポート執筆までの展開のしかたと教育効果をあげる方策を詳しく解説する。フィールドワークの手引書としても最適。
目次
第1部 フィールドワークとは何か(フィールドワークを考える;フィールドワークの方法 ほか)
第2部 実践・フィールドワーク教育(実践1―漁村・妻良;実践2―山村・立岩 ほか)
第3部 フィールドワーク教育の方法(教育的効果を生む環境づくり;フィールドワークの心構えと技法)
第4部 フィールドワーク教育の教育的効果(フィールドワークで自分が変わる;フィールドワーク教育成功の秘訣)
著者等紹介
原尻英樹[ハラジリヒデキ]
静岡大学人文学部社会学科文化人類学教授。1958年福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。ハワイ大学人類学部、政治学部大学院留学。イースト・ウェスト・センター主催の各種国際シンポジウム、ワークショップ等の企画・運営に参加。ハワイ大学政治学博士(Ph.D.)、九州大学教育学博士(教育人類学)。長崎県立大学経済学部文化人類学専任講師、放送大学教養学部文化人類学助教授を経て、現職。専門分野:文化人類学、教育人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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