高等教育シリーズ
高校と大学の接続―入試選抜から教育接続へ

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784472403194
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C3037

内容説明

大学の収容力が低いころには大学への受験競争が教育の牽引力の役目を果たしていたが、高等教育に多くの人々が接するようになった今日、初中等教育の中身を確かなものにし、高校と大学の関係から大学入試を考えることが肝要になってきている。教育を充実させるステップとしての入試選抜に代わる新しい形態を教育接続と呼べば、それはどのようなシステムなのか、各国の高校と大学の接続問題から探索する。

目次

入試選抜から教育接続へ
第1部 高校と大学の接続(入試政策から接続政策への転換;教育接続のための学力評価の課題―日本における評価方式・規準の展開を踏まえて;日本における教育接続の戦後史 ほか)
第2部 アメリカの高大接続(高大接続の諸形態―高大接続の新しい構造・ワシントン州;能力観の転換と高大接続―ミネソタ州を事例として;新しい接続制度の導入期における諸問題―オレゴン州PASSの理想・現実・展望 ほか)
第3部 各国の高大接続(イギリスにおける接続改革―「カリキュラム2000」の検討;フランスにおける接続問題;ドイツにおける接続問題 ほか)

著者等紹介

荒井克弘[アライカツヒロ]
東北大学大学院教育学研究科教授。1947年生まれ。東京工業大学工学部高分子工学科卒業。同大学大学院理工学研究科博士課程修了。国立教育研究所室長、広島大学・大学教育研究センター教授、大学入試センター教授を経て、現職。専門は高等教育研究、教育計画論。現在は教育接続の観点から新しい大学・学校システムの研究に取り組む一方、私立大学の供給母体(設置者)である「学校法人」の成り立ち、発展についても研究を進めている

橋本昭彦[ハシモトアキヒコ]
国立教育政策研究所教育政策・評価研究部総括研究官。1959年生まれ。広島大学教育学部教育学科卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程修了。広島大学教育学部助手を経て、現職。専門は、比較教育史・試験制度史、評価論。現在は、アメリカ・韓国・日本における教育評価や政策評価の比較研究を行う一方で、近世日本の生涯学習社会についての教育史研究を行っている
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