内容説明
本書は、実際の行動場面における視覚的注意の問題に基礎的な研究手法を用いて接近するものである。行動のために視覚的注意がいかに働いているのか、さらには、その背後にはいかなる基礎機構(underlying mechanism)が考えられるのかということを明らかにしようとするものである。
目次
第1部 導入(注視行動―当研究に関連する眼球運動、有効視野、遠近注意の知見)
第2部 行動状況と視覚的注意の変化(行動状況と注視様式の変化;行動状況と有効視野の変化)
第3部 視覚的注意の遠近移動特性(動態での注意の遠近移動特性;ナビゲィション使用時の前方への注意特性;総括―注意の生態学的妥当性)