海洋アジアと日本の将来―続・文明論の現在

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784472302824
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

今世紀前半のアジアは、東南アジアや日本が代表する、自由主義的で開放的な「海洋のアジア」と、中国と北朝鮮が代表する、統制的・閉鎖的な「大陸のアジア」との相克を対抗軸として、ダイナミックに展開していくのではないか。そのなかで日本の役割は、地域内協力を安定させ、経済、文化、技術協力を拡大・深化させ、さらには日本の行動の自由がアジア諸国の利益にもなるような仕組みを、長期的に探求してゆくことである。―二十一世紀日本の政略を語る、文明論の現在・第二弾。

目次

オーストラリアで考えたこと(シドニーのアジア学会;モナシュ大学の日本研究 ほか)
いつになる、戦後の総決算(同質社会日本の不況;老政治家・中曽根康弘氏の情熱 ほか)
海洋アジアと日本の将来(地政学者マッキンダーの警告;日米英・新三国同盟論 ほか)
文明論の季節ふたたび(二十世紀は日本の世紀だったか?;情報戦争の時代がやって来た ほか)

著者等紹介

入江隆則[イリエタカノリ]
昭和10年横浜生れ。京都大学文学部卒。東京都立大学人文学部大学院修了。明治大学商学部専任講師、同助教授、ロンドン大学アジア・アフリカ学部(SOAS)客員研究員、オーストラリア・ナショナル大学(ANU)太平洋アジア研究所客員研究員、モナシュ大学日本研究センター客員研究員などを経て、現在明治大学商学部教授。日本文化会議企画委員、科学技術庁専門委員、政策研究フォーラム評議員、時局心話会顧問、日本会議代表委員などを歴任。著書に『幻想のかなたに』(新潮社・第四回亀井勝一郎賞)などがある
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