出版社内容情報
フィールドワーカーたちの独特な嗅覚によって見出された、ささやかだが大きく展開してゆく可能性のある実践報告を収める。マグロ漁のエサにこだわり、ナマコに狂い、廃村でガラス瓶や貝殻を拾う。あるいは、「のぐそ」を追い求める。フィールドワーカーたちの独特な嗅覚によって見出された、ささやかだが大きく展開してゆく可能性のある調査・研究の実践報告を収める。それぞれのフィールドワーカーたちによる、多様な調査の作法も興味深い一冊。
【?部 対談】
「コモンズ=入会」の可能性と未来を探る(秋道智彌・赤坂憲雄)
【?部】
オアシスプロジェクト調査記録―砂漠に生きるモンゴル人の水利用を探る―(小長谷有紀・秋山知宏)
ナマコとともに―モノ研究とヒト研究の共鳴をめざして―(赤嶺淳)
【?部】
西表島の廃村ですごした日々―わたしのはじめてのフィールドワーク―(安渓遊地)
佐渡島の自然保全活動―地域の“対立”をこえるフィールドワーク―(桑子敏雄)
オセアニアでの医療人類学調査(白川千尋)
人間の営みを学際的に探る―貝類採集からみる干潟の漁撈文化―(池口明子)
ラオス水田耕作民の「のぐそ」を追う(蒋宏偉)
あとがき(赤坂憲雄)
秋道 智彌[アキミチ トモヤ]
赤坂 憲雄[アカサカ ノリオ]
目次
1部(対談 秋道智彌・赤坂憲雄 「コモンズ=入会」の可能性と未来を探る)
2部(オアシスプロジェクト調査記録―砂漠に生きるモンゴル人の水利用を探る;ナマコとともに―モノ研究とヒト研究の共鳴をめざして)
3部(西表島の廃村ですごした日々―わたしのはじめてのフィールドワーク;佐渡島の自然保全活動―地域の“対立”をこえるフィールドワーク;オセアニアでの医療人類学調査;人間の営みを学際的に探る 貝類採集からみる干潟の漁撈文化;ラオス水田稲作民の「のぐそ」を追う)
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