出版社内容情報
野生イネから栽培イネへと変容を遂げてゆくなかのイネの起源や歴史を、第一線の研究者たちがそれぞれのフィールドから報告。農学、遺伝学、考古学といったフィールドの知や方法が手を携えることによって、テーマを解き明かす。
イネというのは、人間そして社会・文化との相互交渉のなかで、地域ごとの進化や展開を遂げながら多様化してきた栽培植物である──。イネの起源や歴史をめぐる、第一線の研究者たちがそれぞれのフィールドからおこなう報告。農学、遺伝学、考古学といったフィールドの知や方法が手を携えることによって、テーマを解き明かす。
【1部 対談】
佐藤洋一郎・赤坂憲雄「野生イネとの邂逅」
【2部】
国境を越えて──イネをめぐるフィールド研究(石川隆二)
栽培イネの歴史を探る旅(佐藤雅志)
【3部】
イネの細胞の化石(プラント・オパール)から稲作の歴史を探る(宇田津徹朗)
「中尾」流フィールドワーク虎の巻(山口聰)
植物考古学からみた栽培イネの起源(ドリアン・Q・フラー)
イネ種子の形状とDNAの分析──その取り組みと問題点(田中克典)
あとがき(赤坂憲雄)
内容説明
フィールドワークから生き生きとした科学の姿を伝える。従来の学の枠組みを越えて相互の有機的なつながりを探るシリーズ。多様なフィールドの知や方法がともに手を携え、解き明かす。
目次
1部(対談・野生イネとの邂逅)
2部(国境を越えて―イネをめぐるフィールド研究;栽培イネと稲作文化)
3部(イネの細胞の化石(プラント・オパール)から水田稲作の歴史を探る
「中尾」流フィールドワーク虎の巻
植物考古学からみた栽培イネの起源
イネ種子の形状とDNAの分析―その取り組みと問題点)
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