感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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10年前のものであるからどうしてもやや古いという印象は否めないが、非常に良かった。高等教育研究の流れが丁寧に書かれている。また、教員や事務職員、アメリカの高等研究など様々なものを扱っている。ここで扱われている問題は間違いなく現在と地続きで、それだけに現在の諸問題の大きさがうかがわれる。日本の教員は「世界最高の心理的ストレス」を感じている、教育には熱心ではないが時間は割いている、社会とのかかわりの中でジレンマを抱えている、教員の感情にも配慮する必要がある、ということなどが個人的には印象に残ったものであった。2013/09/02
