内容説明
本書は集合論の歴史に関する研究を纏めた論文集である。「カントルにおける数学と哲学」「連続論覚え書き―原子論的連続と非原子論的連続」の二編が目玉である。
目次
第1部 数学と哲学の境界領域から(数学における無限と有限の弁証法;数学における存在―その歴史的考察;数学史における逆説の役割 ほか)
第2部 無限と連続との間―その数学と哲学(カントルの集合論形成のスケッチ;カントルにおける数学と哲学;ボレルのエフェクチフ概念の形成 ほか)
第3部 周縁での模索(「数学」の概念と数学史への視点;パスカル私記;下村寅太郎『無限論の形成と構造』について ほか)
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