内容説明
ドイツ教育学と教育科学のパイオニアであるW・フリットナーは、教育の諸問題についてのさまざまな見解・論争のなかで、たえず教育学的合意を追求してきた。この学究姿勢に共鳴するドイツの代表的教育学者が、同一テーマのもとで教育論を展開。異なる流派にありながら、自らの立場と合意の可能性を明らかにするべく、総括を試みている。26人、24編からなる本書は、ドイツ教育学の現在を知るうえで最適である。
目次
1部 一般的、歴史的方向づけのために
2部 教育理論の方向と立場、論争点と合意の手がかり
3部 隣接学問分野との対話における教育学
4部 教育学的な根本決定と実践の問題