出版社内容情報
加藤セチは、いまから130年以上まえに生まれた科学者です。北海道帝国大学にはじめての女子学生として入学し、理化学研究所でも初の女性科学者となりました。科学の世界が男性ばかりだった時代に、女性が活やくできる道をきりひらき、多くの女性を弟子にしてりっぱな科学者に育てたその生涯をセチ自らが語ります。
内容説明
加藤セチは、いまから130年以上まえに生まれた科学者です。北海道帝国大学にはじめての女子学生として入学し、理化学研究所でも女性初の主任研究員をつとめました。本書では、科学の世界で女性が活やくできる道をつぎつぎきりひらいたその生涯をセチ自らが語ります。
目次
1 うらなきメッチャ様 0歳~15歳
2 重盛様の罰 16歳~24歳
3 リンゴの芽 25歳~28歳
4 科学者の楽園 29歳~32歳
5 虹の探索者 33歳~38歳
6 まえかけをかけて立て 39歳~47歳
7 ミドリノトラノオ 48歳~52歳
8 わたしは、幸せでした 53歳~74歳
9 これからの日本を支えるあなたへ 75歳~95歳
著者等紹介
加藤祐輔[カトウユウスケ]
1962年北海道札幌市生まれ。茨城県つくば市在住。生物学者。専門は、生物工学(合成生物学)。北海道大学薬学部・同大学院修士課程、東京医科歯科大学大学院博士課程を経て、国際基督教大学助手、九州大学理学部およびネザーランド癌研究所客員研究員、農業・食品産業技術総合研究機構ユニット長、内閣府総合科学技術会議など歴任。ほか、国際学術誌編集者、人事院専門委員など。日本基督教会札幌北一条教会、柏木教会の元オルガニスト。富田節子、酒井多賀志、Bert Matter、Anton Pauwに師事。パイプオルガン建造も手掛ける。加藤セチは縁戚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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