内容説明
むすめがとしごろになり、せんにんはおもいました。このよでいちばんりっぱなあいてをさがしてやりたい。はたしてこのよでいちばんえらいのはだれなのでしょう?世界最古といわれるインドの昔話を生命力にみちた豊かな色彩で描いた絵本。
著者等紹介
田中尚人[タナカナオト]
1962年生まれ。絵本編集のかたわら、父親と子どもを絵本で結ぶ時間作りを提唱し、「パパ’S絵本プロジェクト」のメンバーとしても絵本ライブを全国で開催している
アンヴィル奈宝子[アンヴィルナホコ]
1967年生まれ。東京造形大学家具コース卒業。卒業後オーダーメイドの金属工房に入る。1996年より絵本の仕事を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
24
どこか日本の昔話「ねずみのよめいり」に似ていると思ったら、その昔話の原典だということで?大陸からの伝承に感慨を深くしました。 でも、このお話の重要ポイントは。おじいさんがタカから救ったねずみを、娘の姿に変えて育てたということでしょう。 育ての親が娘の婿選びに旅をするというくだりは、しかも人間としてではなくねずみとしての娘という不思議さに、かなり異質なものを感じました。2021/07/08
ごへいもち
15
へーそういうお話だったのね、そしてインド発祥なんだね2021/07/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
日本の昔ばなしと思っていたら、世界最古といわれるインドの昔ばなしだそうです(パンチャタントラ)。仙人のサランヤーカが鷹からネズミを助けると、娘に姿を変えたので育てる。年頃になりふさわしい婿を探すのに…。と後半は日本の話とおなじですが、導入が違っていました。2022/01/31
ヒラP@ehon.gohon
12
事業所で読み聞かせしました。2021/06/23
あおい
10
仙人がタカにつかまったねずみを助け人間の姿にかえて自分の娘のように育てる。そして年頃になった娘の婿を探すが…日本の昔話でもよく知られている「ねずみのよめいり」原典がインドだったとはビックリ。2022/01/29