感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひねもすのたり
10
インパクトのあるタイトルと布装幀の背表紙が書架で異彩を放っていたので借りてみました。 小津安二郎の映画のシーンから入る冒頭。ロケ先の火葬場が気になって出演していた笠智衆に電話を掛けて聞いたとか著者の火葬場愛が止まりません。火葬の歴史、火葬場が本格的に稼働する明治以降はデータや写真を交えて、現在【と言っても1983(昭58)です】と未来の火葬場を熱く語っています。 専門書、民俗本としての価値もあると思いますが、ムック本的な興味で楽しめました。最近移転した実家の火葬場が昭和7年建設だったと知りびっくり★4.52021/03/07
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