出版社内容情報
ドイツサッカー連盟指導者講習会の教科書的理論書を初邦訳。現代サッカーの守備を理解し、チーム強化を行うために最適の一冊。
内容説明
相手を分析し、システム対決を守備から支配する全9章。
目次
第1章 ディフェンスの変遷
第2章 個人戦術
第3章 グループ戦術
第4章 4バックの守備
第5章 詳細な4バックの守備
第6章 中盤型プレッシング
第7章 攻撃型プレッシング
第8章 守備型プレッシング
第9章 ボールロスト後の切り替え
著者等紹介
大嶽真人[オオタケマサト]
1971年静岡県生まれ。日本大学文理学部教授。順天堂大学卒業後、セレッソ大阪に加入。引退後に順天堂大学大学院へ進み、大阪学院大学サッカー部コーチ、慶應義塾大学体育研究所助手などを経て現職。専門はコーチング学。SPORTING CLUB DE SHINAGAWA代表。JFA公認A級ジェネラルコーチ
菊原伸郎[キクハラノブオ]
1970年神奈川県生まれ。埼玉大学教育学部准教授。筑波大学卒業後、浦和レッドダイヤモンズに加入。引退後に筑波大学大学院へ進み、大阪商業大学講師を経て現職。専門はコーチング学。埼玉大学サッカー部監督。JFA公認S級コーチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
25
『ドイツサッカー』と書いているが、ドイツに限定されるような戦術ではなく、現代サッカーにおける守備戦術や具体的な動き、そのための練習を悪い例も含めて書いている理論的な一冊。まずは1対1視点で相手との距離感や奪いに行くタイミングを説明し、だんだんとプレーヤーが増えて連携すること、広い視野で動くこと(なんでもかんでも奪いに行けばいいものでもない)の大切さも教えている。戦術となると守備側は攻撃してくる相手をサイドへ逃がすか、中央へ誘導させるかも大事になり、監督が相手の狙いを読みながら指示を出すのも大事なのだとか。2022/01/29