出版社内容情報
マラソン完走のための最重要課題は、糖を浪費しないこと。エネルギー源の特性をどう理解し、どう管理していくかを科学的に解説する。
内容説明
マラソンの完走を目指すには、体内に多くは蓄えられていない糖を浪費しないようにすることが最重要課題。エネルギー源(糖と脂肪)の特性をどう理解し、どうマネジメントしていくか。運動生理学研究者であり、自らも市民マラソンランナーである著者がその考え方と実践のアイデアを科学的に解説する。
目次
序章 マラソンのエネルギーマネジメント
第1章 マラソンのエネルギーマネジメントの基礎(糖と脂肪;運動強度の影響 ほか)
第2章 マラソンのエネルギーマネジメントからみたトレーニング(トレーニング強度をLTから考える;運動時間とトレーニングの組み立て ほか)
第3章 マラソン前の準備(最終準備段階での調整;グリコーゲンローディングの考え方)
第4章 マラソン当日(スタートに向けて;スタートしてから ほか)
著者等紹介
八田秀雄[ハッタヒデオ]
1959年東京都生まれ。東京大学教育学部体育学健康教育学科卒業、同大学院修了。博士(教育学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学研究室・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
18
ランニングにおけるエネルギー、特に糖についてのお話。ハーフ位までは糖をそれなりに維持したまま走りきれるがフルについては糖が足りなくなってくる。ではどうしたら…。そんな内容。乳酸の溜まるメカニズムや役割について丁寧に説明してくれている。話の内容からレース間近に特に求めたくなる情報が凝縮されている。LT値について著者の捉え方については疑問を持ったけど(フルマラソンをLT値付近で走り続けるなんて可能なのか)徹底的にエネルギーによるアプローチの一冊は他にはない切り口で貴重。もう一度読み返したい。★★★☆☆2025/01/26
suzuki
3
著者は自身も市民ランナーである東大のスポーツ科学関連の教授。タイトルに独自性を感じて手に取った。 乳酸の研究が専門のようで、乳酸に関する豆知識は増えた。 一方、学者さん故に確証がないことは言い切らないスタイルなのか、全般に歯切れが悪い感じで、本書の知識をマラソンの実戦にどう落とし込んだらいいのか悩ましいのと、既に何冊か実践的な本を読んでいる場合は、それ以上のことは出てこない印象。2025/11/25
おかつ
3
ミトコンドリアはエネルギーの産生工場、グリコーゲンが残り2/3になったくらいから筋収縮に影響、強度を高めて乳酸を多く出すor長時間走により遊離脂肪酸を多くすることによりミトコンドリアを増やす、歩行と走行では使用筋が違うためマラソン終盤に競歩の動きである程度の速度が出せる。2022/10/10
sumitarou
3
グリコーゲンは筋肉400g、肝臓100g貯蔵。計500g=2000kcal。500gのグリコーゲンは3kgの水を伴う。残量2/3で足に影響か出て、残1/3で走れなくなる。エネルギー消費量は、体重1kg距離1kmあたり1kcal(60kgの人が40km走ると2400kcal消費)。速度は無関係。 30kmの壁を避けるには残量1100kcalが必要。LTでは糖と脂肪を1:1で消費。ペース急変は糖分解が高まるので注意。 2022/07/03
ヤスダ
2
★3.5 はっきりと断定をしないところが、さすが学者やなと思う(もちろん良い意味で)。 結局は人それぞれ、自分の身体と向き合い続けて試行錯誤していくしかない。とりあえず僕はLTを少し下回るペースでの長時間ジョグを軸に、しばらく練習を続けていこうと思う。2025/04/22
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