出版社内容情報
指導者のルーティンワークに戦術的視点を位置づけ、練習を考案する過程について明確にし、勝利に導く練習プログラムを紹介する。
内容説明
普段の練習で、スキルを磨くためにただ本数を重ねたり、コーチの意図を理解せずにただ指示どおり動いていないでしょうか?本書では、そのような練習ではなく、「試合での課題は何か」を理解して練習に取り組むことがプレーの質を高めると考え、私たちが指導・普及の現場で経験してきた中から、中・高校生にも実施可能な戦術アプローチ理論に基づく練習方法とプログラムの原理・原則を図表とともに解説しています。“誰でもすぐに実践できる”戦術アプローチに基づく練習プログラムを活用して、自チームの強みを最大限生かし試合に勝つために、何が必要なのかを考えてトレーニングすることで、さらなるレベルアップを目指しましょう。
目次
第1章 ゲームに勝つための戦術
第2章 ラグビーの戦術
第3章 攻撃局面で求められる戦術的スキル
第4章 防御局面で求められる戦術的スキル
第5章 7人制ラグビーにおける戦術的特徴
第6章 戦術的視点に基づいた練習プログラム
著者等紹介
山本巧[ヤマモトタクミ]
現職:防衛大学校教授。専門:コーチング論。早稲田大学教育学部卒業、筑波大学大学院体育研究科コーチ学専攻修了。ワールドラグビーコーチエデュケータ、レベル3コーチ、(公財)日本体育協会上級コーチ・マスター。1982年高校日本代表としてイングランド遠征に参加、1985年早稲田大学ラグビー蹴球部主将、日本代表候補合宿参加。1999年(公財)日本オリンピック委員会スポーツ指導者海外研修員として連合王国ケンブリッジ大学ヒューズホール留学(客員研究員)、強化スタッフ、ユニバーシアード委員を歴任
藤森啓介[フジモリケイスケ]
現職:早稲田摂陵高校ラグビー部監督。保健体育科教諭。早稲田大学高等学院、早稲田大学スポーツ科学部卒業、早稲田大学スポーツ科学研究科コーチング科学研究領域修了。オーストラリア協会レベル1コーチ。7歳から長崎ラグビースクールでラグビーを始める。小学校、中学校と同スクールで主将を務める。早稲田大学高等学院ラグビー部主将時、故大西鐵之祐早稲田大学名誉教授のラグビー理論と出会い、コーチを目指す。2007年早稲田大学ラグビー蹴球部で日本一を経験、2008年度より同部のコーチに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。