出版社内容情報
「モダンダンスの父」と呼ばれる著者が、生い立ちからラバノーテーション考案までを振り返る。率直で偽らざる若き日の夢と冒険の青春
内容説明
本書には、ラバンが後年、舞踊の理論と方法の完成に至る、貴重な原初体験といったものが、その豊かな人間性ともども、ほとんど無尽蔵に書き留められている。奔放だが示唆に富む、率直でいつわらざる若き日々のダンスへの夢と冒険の貴重な記録がここにある。
目次
第1部(道化の鏡;大地;夜 ほか)
第2部(揺れる寺院;まやかし;巨人)
第3部(日常と祝祭;未来への道)
著者等紹介
ラバン,ルドルフ・フォン[ラバン,ルドルフフォン][Laban,Rudolf von]
1879年オーストリー=ハンガリー帝国に生まれる。はじめ画家をめざすも、放浪生活の末、ヨーロッパにおけるバレエではない新しい身体芸術を生み出す。多数の創作とともに、K.ヨース、M.ヴィグマンなど、優れた弟子を育てるも、ナチ政権による弾圧を受け、1937年イギリスに亡命。舞踊教育のセンター(後のラバンセンター)を設立。舞踊譜(ラバノテーション)を考案したことでも有名。1958年死去
日下四郎[クサカシロウ]
1930年、京都府京都市に生まれる(本名・鵜飼宏明)。1953年、東京大学文学部ドイツ文学科を卒業。株式会社東京放送に入社し、ラジオ東京(JOKR)文芸部に勤務。1958年、テレビ制作局ディレクターとして多くの番組を手がける。1976年、TBS報道局報道制作部長。1979年、フリーランスとなり、芸術舞踊の台本・演出に専念。1977~90年、「ダンス・シアター・キュービック」の結成・活動。1991~97年、淑徳短期大学非常勤講師。1998~2000年、日本女子体育大学大学院非常勤講師。2007年現在、舞踊評論、文化庁芸術選奨(評論・舞踊)・海外派遣の審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。