内容説明
本書は、人間・学校・地域の再生にベース集団のクラブの役割が大きく、『クラブ文化』が重要な意味を持つ、という視点から本格的なクラブ論を展開。学校・地域の混迷、競技力の低迷は、「チームワーク」「リーダーシップ」「スポーツ文化」を支える『クラブ文化』の喪失が背景にあることを指摘。学校の部活軽視、地域の総合型クラブ突出の思潮、風潮に警鐘を鳴らす。
目次
序章 みんなクラブが好きなのに
第1章 スポーツを「集団」から読む(集団とスポーツ;倶楽部の時代 ほか)
第2章 クラブの時代(スポーツを「移動」から読む;スポーツ空間論の立ち上げ ほか)
第3章 クラブの機能論(クラブを取り巻く時代;機能モデルを考える ほか)
第4章 クラブの教育力(スポーツ教育の誤解;スポーツの世界への関わり方 ほか)
終章 クラブづくりは脳内対話から
著者等紹介
荒井貞光[アライサダミツ]
昭和20年神奈川県生まれ。東京教育大学体育学部大学院卒。九州大学助手、広島大学講師・助教授を経て、平成6年から広島市立大学国際学部教授。現在、スポーツ・文化社会学ゼミと大学院修士~博士課程を担当する
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