内容説明
一九六〇~七〇年代にかけてNCAA全米大学バスケットボール選手権大会で全盛を誇ったUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の名将ジョン・ウドゥン。指導の一貫性、系統性を説いた彼のコーチング・フィロソフィーは、今も輝きを失わず、全米の指導者の間に受け継がれている。本書は「成功のピラミッド」に代表されるコーチング・フィロソフィー、および全盛期のUCLAにおける指導実践を集大成したものである。
目次
第1章 私のコーチング・フィロソフィー
第2章 コーチングに関する諸問題
第3章 個人のオフェンス
第4章 チーム・オフェンス
第5章 ボールの獲得
第6章 個人のディフェンス
第7章 チーム・ディフェンス
第8章 ドリル
著者等紹介
ウドゥン,ジョン[Wooden,John R.]
1910年、インディアナ州マーティズビル出身。選りすぐりの全米バスケットボール関係者の中でも、際立った成功を収めた人物である。唯一、プレーヤーおよびコーチの両部門においてネイスミス・バスケットボール殿堂入りを果たしている。高校時代はインディアナ州選出の全米高校オール・アメリカン、パデュー大学時代には3度全米大学オール・アメリカン、また、1932年には全米大学間最優秀選手に選出されている。大学卒業後、11年間は高校の英語の教師として、2年間は大学の体育主事として教鞭をとる傍ら、バスケットボールのコーチとして非常に素晴らしい成績を収めた。1948年から27年間にわたり、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のヘッドコーチとして指導に携わり、その間、数々の記録が打ち立てられた
武井光彦[タケイミツヒコ]
1942年神奈川県生まれ。1965年東京教育大学体育学部卒業。現在、筑波大学体育科学系教授、同大学男女バスケットボール部監督、日本学生バスケットボール連盟男子強化部長。1982年ユニバーシアード(エドモントン)全日本男子チーム監督。NABC(全米バスケットボール・コーチ協会)会員
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