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内容説明
待望の復刊!非日常をヴィヴィッドに描く稀代のクリエイター集団、そのすべての仕事がここに集結!
目次
Intro(ヒプノシスへようこそ;アルバム・カヴァーをデザインするには)
The Catalogue 67年~84年
Outro(ヒプノシス再考;グラフィック・デザインのシャーマン)
著者等紹介
迫田はつみ[サコダハツミ]
東洋英和女学院短期大学英文科卒業後、ロック雑誌編集部などを経て1990年よりフリーランスの翻訳業に入る。多数のアルバムの歌詞対訳も手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
16
待望の復刊有難う。リアルタイムではピンク・フロイドの『炎』の衝撃が忘れられません。黒いビニールでシュリンクされて、それを乱暴に剥がすと現れる異世界。今回その全貌を目にする事が出来て幸せです。単なる写真集では無く、著者の思い入れのあるアルバムには、キャンプションがたっぷりと割かれて読み応え最高。フロイド以外で自分の好みは、アラン・パーソンズ・プロジェクトの『アイロボット』キャラバンの『ロッキングコンチェルト』そして、一点物のXTC『GO2 』です、今回スロッビング・グリッスルの3rdもそうかよと大発見!2025/01/18
有理数
10
芸術的なレコードジャケット・アートワークを数多く手掛けたアート集団「ヒプノシス」の全作品を収めた一冊。表紙を飾っているのはピンク・フロイドの『炎』で、もうこれだけで凄まじいパワー。美しく大胆に洗練されたジャケットたちは、現実の中に微かに垣間見え、時折顔を出す「非現実」の姿を映し出す。ジャケットがどうであろうと名盤は名盤。しかしヒプノシスの作品が顔になった瞬間、リスナーの想像力はずっとずっと無限に羽ばたき、音楽と溶け合う化学反応の喜びに変わる。ページをめくるたびうっとりする、永遠に本棚に置いておきたい一冊。2025/03/22
mawaji
3
「ヒプノシス-レコードジャケットの美学」を観た恵比寿ガーデンシネマの待合スペースに置いてあった大型本を見てアマゾンでコンパクト版を購入。ヒプノシスといえばピンク・フロイドという印象が強かったのですが、70年代の幅広いアーティストと関わっていたようで、オリビア・ニュートン・ジョンも顧客だったのね。なかなかクセのある集団だと聞き及んでいましたが、それでもポール・マッカートニーが相手だとかなりやりにくそうだったのが少し微笑ましいようにも思えました。配信の時代になるとアートワークすら駆逐されてしまうのでしょうか。2025/04/26
O-chami
2
映画「HIPGNOSIS〜レコード・ジャケットの美学」公開に伴い待望の日本版復刊本。音楽のみならずそのジャケットの美しさに惹かれ買い集めてしまう彼等がデザインした紙ジャケットCD達。映画ではその裏側と心意気が垣間見え、その核2人(ストーム&パウエル)の友情の亀裂と死の訪れによる永遠の別れ迄も描かれ泪が誘われます。BGMはその美しい尖鋭的ジャケットの…Ashraで「Correlations」〜Renaissanceで「A Song For All Season」~PINK FLOYDの全てのアルバム達で🎶2025/02/13