内容説明
卓球に魅せられ、卓球のために一生を費やした荻村伊智朗。いわば卓球の子どもであり、卓球の親でもある彼と、長年の球友・藤井基男が記す、卓球の成長記録。あるスポーツがいかにして広まり、どのように愛好され、どんな過程で競技としての性格を強めたか、一つのモデルケースを示す。卓球はもちろん、あらゆるスポーツを愛好する人に。
目次
第1部 卓球の発展史
第2部 卓球日本の時代
第3部 世界の卓球技術史
第4部 競技ルールの改正小史
第5部 用具(ラバー・ラケット)の移り変わり
第6部 荻村伊智朗の卓球観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zx-sho2
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☆☆★★★卓球=乒乓球=Table Tenisは、「イングランドで十九世紀の最後の四分之一の時期(1876~1900)に、社交的な娯楽として始まった」。日本ヘは1902年伝来。「ピンポン外交」とも有名で、オリンピック正式種目になったのは1988年ソウル大会で意外に最近だ。最初は欧州勢が強く、五、六十年代に日本は全盛期だったが、現在は圧倒的に中国が強い!競技ルール・用具もよく改正・変化していて、「時代が新しい用具を生み、新しい用具の登場が技術や戦術の革新を生む」。バドミントンのルールも学ぶべし!(東浦館)2012/09/01