内容説明
マラソンは走るのも見るのもおもしろい!最初は誰もが同じスタートラインに並ぶ。しかし、最終的に勝利を得るのはただひとり。途中歩き出す者、脱落していく者…。マラソンは過酷な生き残りレースである。マラソンでは、必ずといっていいほど、“集団”が形成される。初めはいろいろな目標を持った走者で形成される異質集団が、距離、時間を経るごとに、より洗練された勝負師がひしめきあう等質集団へとセレクトされていく。そして、最後に…。本書は、近代マラソンを“集団”という角度から分析していく。技術解説に加えて、心理学的、社会学的立場からも考察を加え、走る楽しさ、観るおもしろさを追求していく。
目次
第1章 マラソンの魅力とは
第2章 近代マラソンの幕開け
第3章 マラソンと集団
第4章 なぜ集団ができるか
第5章 集団の構造
第6章 マラソン集団の社会性
第7章 マラソン・ランナーの特性
第8章 マラソン十科