内容説明
「文化外交」先進国フランスの歴史と考え方を紹介しながら、これからの日本の外交のあり方を提言する。国際関係論の第一人者であり、在仏日本大使館広報・文化担当の経験をもつ著者による気鋭の外交・文化論。
目次
第1章 フランスから学ぶ文化外交(なぜフランス文化外交なのか;フランス文化外交の伝統;戦後文化外交体制の確立;フランス文化外交の危機感と躍進―「フランス院」の誕生)
第2章 日本文化外交の射程―日仏交流一五〇周年で花開いた文化外交(日本伝統文化芸術の祭典;人の交流―知的交流と自治体交流)
第3章 「文化の時代」の日本外交の転換点―日本文化外交の過去と現在(「文化の時代」の日本外交;パブリック・ディプロマシー;日本の文化外交の歴史的盛衰;経済大国から文化大国へ;多様性と総合的理解;目指すは「ブランド」としての日本文化)
第4章 日本文化外交の未来(フランスにおける日本語教育振興;クール・ジャパン;文化外交の体制構築)
終章 今後の日本文化外交への提言(文化外交のターゲット;文化外交の現場;外交べたの日本人気質;官僚機構の中の新たな文化外交の模索―周年事業計画とリソース・組織論理)
著者等紹介
渡邊啓貴[ワタナベヒロタカ]
1954年生まれ、現在、東京外国語大学大学院教授、同大学国際関係研究所長。専門は、国際関係論・フランス政治外交論・ヨーロッパ国際関係史・文化外交論。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。東京外国語大学大学院地域研究科修士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。パリ第一大学大学院国際関係史研究科博士課程修了。『外交』『Cahiers du Japon』編集委員長、在仏日本大使館広報文化公使、日仏政治学会理事長など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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