出版社内容情報
母語である日本語から考えてしまうと誤ってしまいがちな和文英訳の注意点を、日本語教師が日本語学の立場から徹底解説する。
内容説明
間違いやすい和文英訳のポイントを日本語教師が徹底解説!
目次
第1章 日本語と英語はどのような言語か
第2章 表現形式は日本語と英語でどう違うのか
第3章 日本語と英語の従属節を比較する
第4章 時制・相を日本語と英語で比較する
第5章 語句の対応関係から見えてくる日英の違い
第6章 日本語の助詞と英語の前置詞
著者等紹介
高嶋幸太[タカシマコウタ]
日本語教師。立教大学日本語教育センター兼任講師。専門は教師教育、第二言語習得、海外日本語教育。東京学芸大学教育学部日本語教育専攻卒業、英国グリニッジ大学大学院人文社会科学研究科MA Management of Language Learning修了。中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)取得。海外では青年海外協力隊の派遣国であるモンゴル、留学先のイギリスでも日本語を教える。日本国内では大手企業の外国人社員に対する日本語教育にも携わり、大学でも日本語教育に従事する。その一方で、全国各地の商工会議所や地方自治体などで日本語教育の知見を伝えるための講演・セミナー活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mom
1
嶋幸太郎「英語教師が知っておきたい日本語のしくみ」大修館書店 2019/07/29 日本語を話しているだけで、「は」と「が」の違いも説明できない。 なのに、日本語しか知らない日本人に英語を教えられると思っていたのはなぜだろう。「~している」は、進行形と、状態を表すのだと知って初めて、「知っている」は状態で、進行形にはしないのだと学習者が納得できる説明が与えられる。 英語と日本語を比較対照して、その違いを理論的に理解することができるとても有益な一冊だった。 2019/07/30
fukurou3
0
「は」主題、topic、旧情報、the、性質・特徴・一般的な事柄 「が」主語、新情報、a、見たままの状態2021/11/16
ぶっちー
0
文法の説明よりも、日本語と英語の感覚の違いを説明してくれていて、この感覚が、日本人として無意識に備わっているんだと再確認。 英語では、「I」という主語も、日本語では、「わたし」「私」「あたし」「僕」「俺」…その場その場で、変化もするけど、あえて、わたしは、とは言わずに省略するとか。文化の理解も、「ことば」を習得する時には必要かもしれない。 英語教師の人には、改めて再認識してほしい視点の本だと思った。2021/01/12
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