内容説明
ロンドンから始まるミステリツアーは、ミス・マープルの住む村へ、ポワロの活躍する街へ。
目次
ミステリ・ワールドの扉 ロンドン
少女時代の夢 トーキー
懐かしい記懐 続・トーキー
マープルも住む妖精村 コッキントン村
独り歩む風の荒野 ダートムア
華麗な日の残り香 ペイントン
教区教会のある村 チャーストン~ブリクサム
エリザベス一世時代の輝き ダートマス
静寂に包まれた土地 ガンプトン
もっと西へ バー島、コーンウォール
引越しが大好き アガサのロンドンの家
登場人物の足跡 ポワロたちのロンドン
やすらぎの地 ウォリングフォード、チョルジー
著者等紹介
平井杏子[ヒライキョウコ]
エッセイスト・昭和女子大学人間文化学部教授、長崎市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
財布にジャック
56
途中まで読んで猛反省。クリスティ作品をコンプリートしていない為、知らない作品について語られてもついて行けなくて寂しい思いをしました。さらに既読作品でも忘れてしまっているものも多く、さらに凹みました。もっともっとクリスティ作品に詳しくなったら、リベンジしたいです。2015/06/05
コニコ@共楽
26
ドラマ「名探偵ポワロ」にハマっている昨今、この本はドラマのイギリスの風景をさらに楽しめるものにしてくれました。願わくば、写真をオールカラーに、そして位置関係がわかる地図を詳しく載せていただければ、もっとイメージがわいたと思ったのですが、まあそれはいつか本当に旅して楽しむことにしておきます。へーと思ったのは、著者の平井さんをこの旅に誘ったのがカズオ・イシグロだったことです。彼の「私たちが孤児だったころ」は、“アガサ・クリスティのパシティーシュ(模倣)”と語っているということも知りました。面白いです。2020/04/24
千尋
10
新聞広告の紹介本*名探偵エルキュール・ポアロ&ミス・マープルでおなじみのミステリー作家アガサ・クリスティのゆかりの地や物語の舞台を巡る旅行記**アガサ・クリスティの作品が好きな方にオススメの一冊**2011/08/23
DEE
8
アガサクリスティ作品の舞台を実際に巡る旅。この著者の読み込みようもすごいよな。 アガサクリスティ作品を多く読んでいればいるほど楽しめると思う。2022/04/13
tsubomi
8
2016.05.01-05.11:アガサ・クリスティーの生まれ育ったところや転居したところ、そして彼女の作品の舞台になったイングランド地方の町を著者が実際に訪ね歩いた記録。何にこだわって土地や家を買ったのか、が解説されていて興味深かったです。写真とイラストつきで詳しいものの、イングランド以外の地方や外国は含まれていないのがちょっと残念。列車、船、徒歩、タクシーを使っていて、アクセス困難な箇所とその理由、見学可能かどうかなどマニアの旅の参考にはなるかと思います。年表はわかりやすくて◎。2016/05/11