内容説明
介護事故、利用者への虐待、人材不足が招く質の低いサービス…。介護経営者は利用者を幸せにできているか?全国から視察が訪れるデイサービスの経営者が考える理念ファーストのあえて拡大しない経営とは―。
目次
序章 加速度的に変化する介護業界(みかん色のだるま;ほかとは違う通所介護 ほか)
第1章 介護事故、利用者への虐待、人材不足が招く質の低いサービス―理念なき事業拡大が招く介護業界の問題(マネタイズしやすい介護業界;利益優先の経営 ほか)
第2章 一施設に経営リソースを注げば、理念が従業員に浸透する本物施設をつくる“一点集中の介護経営”とは(素人集団が始めた小さな事業所;利用者についての理想の介護施設 ほか)
第3章 地域イベントの開催、オーダーメイドの研修、従業員主体の評価制度―サービスの質を高め利用者を幸せにするための本物施設づくり(施設づくりは従業員との理念共有から;利用者との信頼関係づくり ほか)
第4章 理念ファーストの介護従業者を育てれば、利用者を幸せにする“本物施設”が増えていく―(増え続ける高齢者のために何ができるのか;理想を追求して介護業界を変える ほか)
著者等紹介
砂賀裕一[スナガユウイチ]
株式会社Precious代表取締役。1978年11月18日生まれ。高校中退後、鳶職・工場勤務・トラックの運転手・パチンコ店店員などの職を転々とする。祖父の介護経験をきっかけに介護現場の現状に疑問を抱き、一念発起し2011年、群馬県前橋市にデイサービス事業所「デイハウスみかんの花」を設立。利用者やその家族、現場で働く従業員の双方に寄り添う経営を続け、離職率の非常に高い介護業界のなかで設立から8年間の離職率0%を達成、利用者の高い満足度を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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