目次
第1部 英語教育における日本語の役割(日本の英語教育をめぐる様々な状況)
第2部 日本語を活かした英語授業(英語授業の現状;2種類の日本語を活用する―「J1‐J2」;2種類の英語と5つの処方箋;授業展開例)
著者等紹介
吉田研作[ヨシダケンサク]
1948年京都市生まれ。ミシガン大学大学院博士課程単位取得。上智大学外国語学部教授、上智大学国際言語情報研究所所長、「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」研究グループ委員
柳瀬和明[ヤナセカズアキ]
1954年東京生まれ。上智大学卒業。都立高校の教員を経て、現在は教材開発や英語検定試験の問題作成・研究に従事
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感想・レビュー
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Nobu A
2
吉田研作(と柳瀬和明の共著)著書初読。吉研先生には英検1級や国連英検特A級合格を目指して勉強中に「NHKテレビ英会話」で随分お世話になった。ずっと疑問だった日本人の為の英語教授及び学習が氷解。理論と実践編の2本立て。かなり紙面を割き理論解説。日本語使用の境界線がBICS(生活言語)とCALP(学習言語)だとし、英語の使用機会が乏しい日本のような学習環境はクラッシェンの適切インプットよりヴィゴツキーの社会文化理論の方が親和性が高いのは目から鱗。一方で、実践編は教育的効果が若干疑問。誰か検証してくれないかな。2021/02/28