内容説明
ディケンズとクルックシャンク。二人の天才の相克を中心に、19世紀イギリスを舞台に展開する挿絵画家+小説家+彫版師+出版者たちの人間ドラマ。
目次
序章 テキストと挿絵の相剋―作家にとって挿絵とはなんであったか
第1章 風刺版画から挿絵へ―読者は挿絵を必要とした
第2章 初期の挿絵とクルックシャンク―彼はいかにして挿絵画家になったか
第3章 フェイギンを創造したのは誰か―クルックシャンクの誇りとディケンズの沈黙
第4章 ロバート・シーモアはなぜ死んだか―シーモア夫人の確執とディケンズの困惑
第5章 哀れなるR・W.バス―最後に書き残した真実
第6章 若きハブロット・K.ブラウンの登場―なぜかれはディケンズに気にいられたのか
第7章 画家と作家―クルックシャンクの主張とエインズワースのか弱き抵抗
第8章 クルックシャンク以後の挿絵画家たち―ジョン・リーチ、リチャード・ドイル、ジョン・テニエルなど
著者等紹介
清水一嘉[シミズカズヨシ]
1938年神戸に生まれる。1964年東北大学文学部大学院修士課程修了。同年愛知大学講師となり、現在同大学文学部教授。専攻は英文学、英国文化史
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