内容説明
イギリス歴代の王室の服装に対するこだわりや、ボー・ブランメルらおしゃれの達人の着こなし哲学など、様々なエピソードを交えながら紳士服の変遷史をひもとく一冊。エリザベス女王御用達デザイナー、ハーディ・エイミスがウィットに富んだ語り口で、正装から普段着までの着こなし術を伝授する。
目次
第1章 乗馬服、客間に登場
第2章 宮廷と改革
第3章 忠誠心が民主主義を招く
第4章 ピーコック革命
第5章 イギリス人のスーツ
第6章 小物類
第7章 レジャー服
第8章 夜会服
第9章 結婚衣裳
第10章 髪
第11章 サヴィル・ロー
第12章 英国スタイル
第13章 伝統
第14章 現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wang
2
前半はスーツの歴史。後半は周辺小物や英国紳士にとってのファッションについて。実は以外と歴史の浅いスーツ。今の「正装」はかなりのカジュアルウエアなんだね。新発見多し。でももう少し図版が欲しい。素人にちょっと区別がつきにくい。2009/04/19
カティサーク
0
スーツの歴史、変遷について知れる一冊。普段何気なく着ているスーツにも様々な歴史がやどっていると感じるこどができた。2013/08/03
ショ
0
スーツの成り立ちについて、詳しく書かれている本。シングルとダブルの由来の違いや、18世紀から19世紀にかけての紳士服の変遷やきっかけなどについて詳しく書かれている。途中作者がコートの腰の後ろの部分の飾りボタンは必要かどうかについて2ページぐらい考察するところがあって、仕事に対する執拗さに関心した。王室には相当に服飾に関して勉強熱心な人もいて、テイラーとのかけ合いで新しいスーツを作ったり、またそうでない王が身も蓋もなく記録されていることもイギリスらしくて面白かった。スーツに興味あったら読んでみてよい本かも。2013/01/21
yakutajitu
0
イギリス王室の話は眠くなるし、書きぶりがとにかく回りくどいと感じたが、紳士服の起源を知る歴史書として大事な本なのだと思う。2024/05/05
あれっさんどろ
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背広の歴史についての本。歴史をわかった上で着るとまた意味もあるのかなぁ、、、2018/12/08